わたしは勉強ができない【16】

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わたしは勉強ができない【15】

わたしは勉強ができない【16】

 

 

 

 

 

 

 

母も私も地獄の日

保護者面談は、母も私も地獄の日でした。

母は先生に日頃の私のことであれこれと注意され

私はそれを聞いた父や母に怒られる。

“今日は保護者面談”と分かるだけでその日は一日中お腹が痛かったのを覚えています。

それは母も同じだったようです(笑)

でも、今回の面談は違いました。

いつもなら面談の後はげっそりして帰ってくる母が

笑顔で帰ってきました。なんだかご機嫌?

例え勉強ができなくても、母にとっては大事な我が子。

『家でもっと厳しく言って聞かせて下さい』

『やる気を出すように言い続けて下さい』

『進捗状況を細かく聞いて、丁寧に見てあげて下さい』

『家で携帯を使う時間は長くないですか?』

『塾や家庭教師に見てもらったらどうですか』

それで上手く行くなら、今こんなことになっていないはず。

周りの言葉に振り回され、時には自分の言葉で娘を追い詰めてしまうこともあった。

母はそんな自分をいつも責めていました。

そんな時

『娘さんなりに頑張っていますよ。本人もちゃんと分かっているので少しずつで大丈夫。』

『黒板の落書きがいつも面白いんですよ!』

お宅の子…困った子ですよ。と言われ続けてきた母が

自分の子どもを褒めてもらえて、認めてもらえたのはきっととても嬉しかったはず。

この連載を描くにあたり、当時の母の気持ちを聞くこともあります。

私『高2と高3の時の先生はどう思った?面談とかどうだった?』

母『褒めてくれたよ!アドバイスも的確で、すごく頼りになった!』

母『高校最後の大事な時期にあの先生でよかったね。』

と言っていました。